• 2012年12月26日

教えてドクター 第4回 12月24日放送分 漢方外来編

 

◯たかたクリニックでは婦人科の中に漢方外来があるそうですね?

 

 

 女性の一生において、女性ホルモンを中心とした内分泌の環境は月経・妊娠・閉経といったイベントで劇的に変化し、

それに合わせて様々な症状が出現します。

また、ストレスに満ちあふれた現代女性においては、更年期障害や月経前緊張症をはじめとした、西洋医学だけでは改善しきれないような不定愁訴が増えています。

これに対して、「心身一如」心と体とを1つにとらえて診療する漢方治療により、このような症状が軽くなっていくことをよく経験します。

漢方医学・西洋医学の両面から、両者のよい点を生かしたアプローチで、女性のつらい症状を少しでも楽にできたらと思っています。

 

 

 

 

◯女性ホルモンのバランスが崩れると、どんな病気がおこるのでしょうか?

 

20代から30代の女性の主訴で比較的多いのが、PMSといわれる月経前症候群が挙げられます。

生理前にイライラして周囲にあたったり、逆に落ち込んでしまったり、眠れない、食べ過ぎるなどの症状もあります。代表的な漢方処方として当帰芍薬散があげられます。

40代からはプレ更年期そしてそれ以上の方は更年期症状を訴えられる方が多いです。

のぼせをはじめとして、他に多いのが肩こり、慢性疲労、抜け毛などです。代表的な漢方に加味逍遥散があります

証にあった処方ですと1つの薬でも効果がでることが多いです。

 

 

 

◯漢方薬にはどんなメリットがあるのでしょうか?

 

女性の方に好評なのは、西洋薬のような合成された成分ではなく、生薬の配合というところを気に入ってもらえることが多いです。

一つの症状だけに焦点をあてるのではなく、体を全体的にみて足りないものを補いながら

本来の体が持っている力を整えていくという方針に共感をもっていただけています。

一人ひとりの証に合わせて処方していきますので、同じ症状でも異なる漢方薬を用いることもあります。